Amazing Marvin初期レビュー

Marvinとは?

MarvinはAmazing Marvinとも呼ばれるソフト・サービスであり、カテゴリ的にはタスク管理ソリューションとなり、個人用TODOリストアプリケーションです。この種類のサービスとしては比較的知名度が高くないソフトでありますが、柔軟性は非常に高く特筆に値するソリューションです。

クライアントとしては、Windows、Mac、Linux向けのものが用意されていますが、ウェブアプリ経由で同じ機能が使用できます。

モバイル用としてはAndroidiOSのものが使用できます。

タスク管理ソフトとは?

タスク管理ソフトは、タスクや様々な活動を管理するためのソフトです。TODOリストや予定表に様々な付加価値を追加したものがタスク管理ソフトとなります。

タスク管理ソフトはなぜ必要なのか?

タスクの管理は様々な方法があり、各人がいろいろな方法を採るような性質のものです。例えば紙にする必要があるリストを書き出すといったような手法もその一つです。要求される事項が複雑になるにつれ、このような方法でタスクを管理するのは困難になってきます。例としては以下のようなケースが考えられます。

  • 異なった範囲や期限が多く入り混じったタスクを管理する必要がある場合(短期、中期、長期目標などが入り混じるなど)
  • タスクに複雑な時間的制約が入る場合。例えば、開始日、終了日、期限など。
  • 異なったステークホルダー、依存関係、カテゴリなどを含むプロジェクトを同時管理する場合。
  • タスクの見積もりや、所要時間、進捗を定量化する必要がある場合。(特にフリーランシングなどでは有用になります。)

他にはどのようなものがあるのか?

タスク管理ソリューションとしてはJIRA(特に企業などで使われます)、Trelloなどのプロジェクト管理ソリューションとして、また、タスク管理に特化したソリューションとしてはTodoistAsanaWunderlistが存在しています。

Marvinはどう違うのか?

Marvinは「個人」レベルのタスク管理ソリューションとしての特徴を押し出しています。同期のためのバックエンドは存在していますが、本質的には個人レベルのタスク管理となります。尚、バックエンドとの同期は切ることさえ可能です。

個人レベルということで、複数のユーザーが絡むワークフロー、例えばタスクの割り当てなどは想定しないソリューションとなります。そのため、そういった機能が必要な場合は他のソリューションを使用する必要があります。もちろんのこと、他のソリューションとは独立して使用することで、それらの欠点を補完して使うといった使い方は可能です。

Marvinはその想定した範囲内で非常に練られたソリューションであると言えます。

ワークフローの柔軟性

多くのタスク管理ソリューションは一定のワークフローを「想定」したものが多く、既存のワークフローの方を合わせる必要が出てくる場合があります。Marvinにおいては柔軟性を重要視した作りとなっており、ソリューションをユーザーに近づけることが可能になっています。

いくつかの有名なワークフローは定義されたものが用意されていますが、必要に応じて独自のものを定義することができるようになっています。

Workflow画面

初期状態ではMarvinは比較的シンプルな作りとなっていますが、50種類以上の機能を独立して有効することが可能になっているので、好みに合わせた機能を選択することができるようになっています。

これらは「strategies」と呼ばれ、必要なものを有効にすることで不必要な機能で画面が埋め尽くされるのを避けることができます。

Strategies画面

筆者はどのように使用しているのか?

個人的にはMarvinを小型の個人的なプロジェクトから、Sakura-Conに関わるより大きいプロジェクトでも使用しています。

タスクが出るごとに、マスターリストにそれらを追加していき、定期的に発生するようなものに関しては予め定期タスクとして登録しています。

Master List画面

ほとんどのタスクに関しては見積もりを予め建てており、これらのタスクに関して開始、終了のタイマーを設定することができ、完了後にどのように時間を使用したかを確認することができます。

タスク管理画面

これらの結果はグラフ化して表示することもできます。

統計情報

まとめ

Marvinは非常に強力なツールであり、多数の機能を備えています。現時点ではまだ荒い部分も目立つのですが、ロードマップが公開されており、また新機能や修正などは非常にアクティブに行われている印象です。また現状英語のみをサポートしておりますが、日本語の入力などはもちろん可能ですし、複雑な単語はあまり使われていないので、特に他のタスク管理ソフトを使用したことがあれば問題なく使用できると思います。

このソリューションは基本的に有償ソリューションであり、執筆時点では12ドル/月、年次の支払いで8ドル/月、もしくは300ドルの支払いで永年使用ができるようになっています。公式では30日の無償トライアルができるようになっていますが、AppSumo経由で登録することにより、一年間の無料アカウントを取得することが可能です。

タスク管理ソリューションをお探しの方は是非試してみるのをおすすめします。