米国で政府によって復号不可の暗号が使用禁止に?

New York Timesの記事U.S. Tries to Make It Easier to Wiretap the Internetによると米国で来年にも政府が盗聴不可能な暗号の使用を禁止し、暗号製品にバックドアの設定を義務づける法案がオバマ政権により準備されているというニュースが取り上げられています。Wiredの記事FBI Drive for Encryption Backdoors Is Déjà Vu for Security Expertsに、より詳しい解説や暗号研究者の意見などが載っています。

基本的には1990年代に米国政府が行ったことの繰り返しなわけですが、当時でさえ問題にされ、結局は破棄されたコンセプトですが、特に現在の社会において暗号は基盤として重要な役目を担っており(そうでないとネットで買い物なんかできないです)時代に逆行する動きであることは確かです。バックドアが必要とされることによりイノベーションが阻害され(Skypeなんてものは存在できなくなるでしょう)、またそのバックドア自体が悪用され、セキュリティリスクとなる可能性すら出てきます。

来年の話ということで、まだ詳細さえ出てないようですが、この種類の法案に個人的には断固反対します。