写真撮影禁止の難しさ

ある図書館でAndroidの強引ビデオ撮影のソフトの検証をしていたら、館スタッフから「人の写真を撮るな」とのクレームがついた。写真は撮ってなかったし、ビデオで、人も特定困難な代物だったので、はいはい、そうですか、という形で受け流したのだが、考えてみると米国の「写真撮影禁止」の多くはいわゆる紳士協定で成り立っているんだな、と思ったり。(スタッフの言葉を厳密に解釈すると人が写らなければいいのだろうか・・・・・・。)

例えば、米国のコンサートなどでも多くの場合、「写真撮影禁止」とは書いてあってもカメラや携帯電話の持ち込みを禁止しているわけでもないし、レンズにシールを貼られるわけでもなく、本当に写真やビデオが撮りたければそんなに複雑ではないわけですよ。せいぜいばれたら追い出されるか最悪出入り禁止になるぐらい。

最近、映画館で撮影してネットに流す輩が出てから、映画館などではそういうのを発見するシステムなどを導入しているそうですが、それだってどこまで防げているのか。

じゃあ、入り口で預けるシステムにすればいいのでは、という話になるのですが、それも実は米国ではあまりポピュラーではなかったりします。多分、預けるシステムにしてしまうと預けた時点で紛失などの損害に対する責任が預かった側に移ってしまうために、やりたがらないのでしょうね。また、日本のある店で書いてあった「撮影禁止。撮影したら内部メモリーを消去させていただきます」みたいなことを書いてあるのを見たことがありますが、これも実際に正式な手続きをなしに実行したら法的に問題になるんだろうなぁ、と考えたり。(器物破損にならないのかな?)

Flickrなどでも時々撮影禁止な場だろう、という写真が流れてたりしますし、そもそも写真禁止のところを撮ることを生き甲斐としたアングラなウェブサイトも存在していたりします。

この問題というのは、実はコンベンションで、特にアーティスト系の出演交渉などでも話題になることがあるのですが、日米の温度差が違うので、安易に「対応します」で済ましてはいけない問題で、ちゃんと何をどう対応できるのかをしっかりと説明し、理解を合わせる必要があります。(この違いを理解していないアメリカ人スタッフが安易な回答をして、後々問題になることがあるのです。)