実は限定的にすでに日本語入力が可能な環境になりつつあります。
最近、相次いで公開された二つのプログラム、JSandBoxおよびsimejiにより、コピペを通して日本語入力することが可能になっています。
JSandboxはAjax IMEを使用し、日本語をローマ字入力することにより日本語の入力を可能にしています。
普段はツールバーに常駐し必要な時に呼び出して使用します。
日本語を入力する場合は普通に下の部分に入力していくだけで、スペースボタンを押すと変換されます。
操作感は通常の日本語入力システムそのものです。
もう一つはsimejiというもので、こちらはIMEエンジンとしてはSocial IMEが使用されています。
こちらも同じように常駐しているものを起動して使用します。こちらは比較的シンプルなインターフェースです。変換の方法はJSandBoxとは違い、インクリメントに変換候補が表示されます。
両方の実装はオンラインの変換ライブラリで変換を行うようになっており、これは現状アプリ用記憶容量に制限があるプラットフォームであるAndroid用の実装としては適切かと思います。まあ、あとはSDに辞書がオフライン保存できればいいんですけどね。(現状はオンラインでないと使用できない。)
どちらの場合も変換結果はコピペして使用することになりますが、これは現在、他のプロセスのランタイムに介入できないことによるものと思われます。この制限に関しては将来に実装される予定である、入力メソッドのフレームワークが提供されれば、行えるようになるかと思います。(実際、恐らくこのどちらのプログラムもそのようなシステムが提供された後、然るべきAPIにつなげるようにすれば、それは比較的シンプルに行えるのではないかと思います。)
ということで、非常に大きな可能性を感じさせるプログラムです。もちろん常駐します・・・・・・。