無料で利用できる仮想化ソフトであるVirtualBoxの最新版、VirtualBox 2.0がリリースされました。PUEL版(Personal Use and Evaluation License)とOSS版ともにリリースされています。
- 64ビットのゲストのサポート(64ビットのホストにおいて)
- Mac OS Xホストにおける、新しいネイティブなユーザーインターフェース
- GUIをQt3よりQt4に置き換え、ビジュアル面を向上
- 新バージョン通知
- ゲストプロパティ情報インターフェース
- Mac OS Xホストにおける、ホストインターフェースネットワーキングのサポート
- Solarisホストにおける、新しいホストインターフェースネットワーキング
- 最近のAMD CPUに装備されている、ネスト・ページングのサポート(大きなパフォーマンス向上)
- パフォーマンスとリソース使用率のメトリックデータを集めるためのフレームワーク
- Rawディスク・パーティションアクセス時の非同期SATA IO(NCQ、ネイティブ・コマンド・キュー)(大きなパフォーマンス向上)
- OS/2ゲストのクリップボード統合
- LinuxとSolarisホストにおけるPythonでのプログラミングインターフェースを含むSDKコンポーネント
- VHDディスクイメージのサポート
さらにバグ修正などが行われたそうです。
- VMM: VT-x修正
- AHCI/SATA: パフォーマンスの向上
- GUI: キーボード修正
- Linuxインストーラー: DKMSのアンレジスターが失敗下場合でもパッケージのアンインストールを可能に
- Linux additions: ゲスト画面の解像度が正常に復帰できるように
- ネットワーク: ジャンボフレーム(1536バイト超)のサポート
- 共有フォルダ: Windows Media Player 11でのゲストにおけるクラッシュを修正
- Mac OS X: Ctrl+左マウスボタンを使用してのゲストにおける右クリックを廃止。Hostkey+左クリックでマウスクリックのエミュレーションが可能に(バグ#1766)