Google Chrome vs. Mozilla Firefox 3

ということで、かなり主観が入りますが・・・・・・。

また、Google Chromeはまだベータ版ですから、荒削りな部分が多いので、そういう意味ではGoogle Chromeの分が悪いのも確かです。その点注意して参考にしてください。

JavaScript

これは、Google ChromeのV8が体感できるほど速いので、文句なしにGoogle Chromeが圧勝しています。ただ、来年の第一四半期に公開予定の、Firefox 3.1ではTraceMonkeyという、JIT形式のJavaScriptエンジンが取り込まれますので、こちらもさらに速くなることが期待できます。そのため、Google Chromeが正式版になるころにはどうなっているかが期待されます。

現状はGoogle Chromeが勝ちということで。

Google Chrome Google Chrome: 1 / Mozilla Firefox 3: 0

拡張性

現在、Google Chromeにはプラグイン以外の拡張機能を備えていません。これは将来的にAPIが公開されるそうですが、全く存在していないわけですから、また、Firefoxは優秀な拡張機能管理機構を備えています。Firefoxの勝ち。

Firefox Google Chrome: 1 / Mozilla Firefox 3: 1

ブラウザのベース機能

拡張しないでのユーザビリティ的には、どちらも、高度なアドレスバー機能を備えています。また、Google ChromeはGoogle Gearsを内蔵している他、プライベートブラウジング機能である、シークレットウインドウ機能など、あけたらそのまま使える機能を備えています。

引き分け Google Chrome: 1.5 / Mozilla Firefox 3: 1.5

メモリ使用率

メモリの使用率は開いているタブの数などに影響します。Google Chromeの場合は、開いたタブの分だけ、プロセスを作成する形になります。この方式は、タブを閉じたときにそのリソースがクリアされるという点に関して有利に働きますがその分、タブの数が増えてきた場合にプロセス作成の分だけ、メモリ的なオーバーヘッドも増えてくることになります。対して、Firefoxの場合は、タブごとにメモリが内部的に確保される形となります。ただ、拡張機能で補完できる機能差などからくるものもあり、そのままメモリ消費だけを見て考えるのはフェアではないと考えます。

引き分け Google Chrome: 2 / Mozilla Firefox 3: 2

セキュリティ

Google Chromeの場合は、プロセスを分けることで、またサンドボックス機能を使用することでセキュリティを高めています。

プロセスが分かれていることにより、原理的にプロセスを超えた通信(個別タブ同士)が行われない限りは、セキュリティ空間的には独立しているわけで、その分理論的な安全性が向上します。

フィッシング対策などの対外的な対策に関しては、双方似たような機能を持っています。

セキュリティ的により安全なアプローチを模索しているGoogle Chromeに1点。

Google Chrome Google Chrome: 3 / Mozilla Firefox 3: 2

結果

Google Chrome: 3 / Mozilla Firefox 3: 2

ということで、個人的な数値的にはGoogle Chromeを勝ちとしますが、現状、ブックマーク管理機構がないなど、Google Chromeのユーザビリティに問題がある部分もあるわけで、常用はできるにせよ、快適にそれが行えるかというと疑問が出てきます。

また、Google Chromeが売りにするタブごとに独立して、全体のクラッシュを抑える方法ですが、それぞれのタブが不安定であるという前提ではうりにはなりますが、閲覧するページによるとは思いますが、最近特にブラウザが落ちる場合というのがそこまでは多くないとは思いますので、どこまで売りにできるかですね。

Google Chromeはブラウザ自体のシステムとしてはかなり野心的なものだとは思いますが、対してMozillaの方もWeaveやUniquityなど、ウェブのより新しい使い方を提案するようなシステムを推し進めてきています。そのため、Google Chromeの出現というのは、同じオープンソースである、Firefox、そして、それを開発するMozillaに対して、よい刺激になると思いますし、また、Google ChromeもFirefoxの思想から影響を受けていると思います。他の陣営も混じり、今後のブラウザ界がどうなるか、非常に楽しみです。