ISOで行われたOffice Open XML File Format(OOXML)に対する投票ですが現段階で判明している情報でも恐らく否決されたのではないかという話が。
Votes | P-M JTC1 (41) | P-M SC34 (36) | Others | Total |
yes | 7 | 8 | 1 | 11 |
no | 13 | 9 | 1 | 15 |
abstain | 5 | 5 | 2 | 9 |
unclear | 16 | 14 | 0 | 20 |
OOXMLの投票に関するルールなのですが、以下の通り。
OOXML passes if 66% of the voting P-Members vote Approve, and no more than 25% of the total vote (P-Members plus ISO plus IEC) vote Disapprove.
つまり、Pメンバー国が66%が可決し、25%以下の全体による否決を条件とします。
現在、判明している可決数で考えると、66%に達するためにはPメンバー国で現時点で可決が表明されている7カ国に加えてさらに19カ国が可決を決定する必要があります。ところが、未表明の国は16カ国ということで、この計算でいくと、上記の要求に達することができない、ということです。
残りの未表明国が全てOOXMLを可決した場合
Votes | P-M JTC1 (41) | Percent |
yes | 23 | 56.10% |
no | 13 | 31.71% |
abstain | 5 | 12.20% |
unclear | 0 | 0.00% |
どっちに転んだとしても、例えば.docxを作れるような環境な人であっても結局受け手側が.docxを読み取れない、という話になって以前.docが流通することになるのではないかと思ったり。(Compatibility Packはあるにはありますが、はっきり言って労力を考えるとこれをインストールする手順を説明するぐらいなら素直に.docで送ってしまうと思います。)