これまでにいくつかのマルウェア対策ソフトを使用してきましたが、いくつかの、裏技と、いうか、賢い買い方について・・・・・・。
1.英語版を買う
英語版の場合、表記は英語ではありますが、より新しいバージョンが使えることも多く、また、値幅も広いことがあるので、場合によっては安く手に入る可能性があります。また、ダウンロード販売の場合は、英語版のキーがそのまま日本版でも有効な場合もあるので、それを使用する手もあります。ただし、ライセンスがそれを許諾しているか、という点については確認が必要です。尚、F-Secureのように、単一のインストーラーに複数の言語が組み込まれているものがありますが、これに関してはどこで購入しても基本的にはいろいろな言語が使用できます。
英語版以外の他のヨーロッパ言語(スペイン語、フランス語等)に関しては、ほとんどの場合は英語版と同時に更新されますので、それらが理解できる方はそれを使うという手もあります。
英語版が新しいもの
- ESET NOD32 / ESET SmartSecurity(ライセンスキーは共通)
- カスペルスキー(ライセンスキーは別)
- ZoneAlarm(ライセンスキーは共通)
開発元より多国語版が提供されているもの
- F-secure
2.古いバージョンを買う
マルウェア対策ソフトは基本的には購読モデルをとっているために、古いバージョンでも、新しいバージョンにライセンス期間中であれば、アップグレードできるようになっているものが多くなっています。例外はありますが、例えばカスペルスキーの場合は、バージョン6以降のキーで2009までアップグレードができるようになっています。(購読モデルを採っていて、反対にこれができないものは買うべきではない、と個人的には思います。)新しいバージョンが出ると古いバージョンは一般的に安くなるため、この方法を使用すると比較的安価に購入することができます。
ちなみにこのあたりの情報をあやふやにしている会社もありますが、買う前に何に対してお金を払うのかが不明瞭な会社の製品を買うのはやめたほうがいいと思います。
ライセンスは基本的にアクティベート時に期限のカウントダウンが開始されますので、安売りしている時にいくつかのライセンスを買っておくのも手です。(米国では、リベートを使用することにより、税金は別として、売値が$0になるような場合もありますので、こういうのはチャンスです。)
ただし、あまり古くなるとさすがに対象外になる場合もあるので、注意が必要です。(例えば前述のカスペルスキーの例では、バージョン5のライセンスを使用して2009のライセンスにアップグレードすることはできません。)
また、古いバージョンを購入する場合は同梱されるマニュアルなどは必然的に古いものになります。気になる人は現行版を買った方がいいです。
尚、年次更新時は特価で安くなる設定になっているものもあるため、あまり欲張りにこれに追求してしまうと、かえって高くなる可能性もありますので注意した方がいいです。
3.ベータ版を使う
人柱向け。次期バージョンのベータ版を使用し、バグ報告などをすることにより、一定期間(半年~1年が多い)の製品版ライセンスが製品リリース後にもらえることがあります。
4.複数PC版を買う
最近は複数PCでの使用需要が高いので、これもデフォルトになっているか、または1台分のライセンスと3台分のライセンスの値段がそう変わらない場合が多いです。変則的に、ダウンロード版の3台分とパッケージ版の1台分のライセンスが同じ値段になるような指定をしている場合もありますが、パッケージを買うのであれば1の方法を採ることも可能なのであまり影響はないと思います。
5.複数年ライセンスを買う
同じソルーションで続けることがわかっているのであれば、2年程度のライセンスを買うという手もあります。ほとんどの場合、割安。落とし穴としては、現行 Windowsを使っている人で、64ビットにアップグレードの予定がある人。現在、64ビット版の足並みがそろってませんし、場合によっては安定しない製品もありますので、この予定がある人は乗り換えを容易にするためにも1年ライセンスに留めておいた方がいいと思います。
6.試用版を使う
まあ、ここまで読んでいる人であればほとんどの人がしていることだとは思いますが、各種のソリューションは試用版を使ってみるのが一番その使用感などを分析できる機会となります。また、ほとんどの製品はそのままアクティベートすることにより製品版に変わりますので、苦労もありません。
とちょっとまとめてみました。